異常旅行者たちが5泊6日のサイコロの旅をした話 第1章~我々は旅行サークルではない、移動サークルだ~
続きです。
唐突ではあるが、今回のサイコロの旅のメンバーを紹介したいと思う。
※当人の許可を得て命名しています。だいたい全部仮名です。
①スコスコ桃次郎(以下、桃次郎)
東映映画「トラック野郎」の狂信者。義理と人情に熱いがもっと熱いのは最近飼い始めた猫の世話。執筆時点(2020年2月)でウラジオストクに抑留されている。当旅行には4日目から参加。
②輪島塗太郎(以下、塗太郎)
我々のサークルの2018年度幹事長。輪島の居酒屋に痛く感動し、東京に居酒屋だけでも転移してこないか本気で祈っている。お土産にもらった輪島塗の箸がポキポキに折れないか心配していた。
③トンカツ野郎
名前の由来はテレビドラマ「孤独のグルメ」に登場したとんかつ屋から連想(全然由来になっていない)。なお当人は店内で食べられず持ち帰りを近所の公園で桃次郎と食べたらしい。
④抽選落太郎(以下、落太郎)
わい＝ないな改め落太郎に。抽選制のレアスニーカーがどうしても欲しいあまり仲間全員にアプリをダウンロードさせ、6人掛かりで申し込んだが結局全部外れた(もちろん自分も)。
⑤やまたにドヤ次郎(以下、ドヤ次郎)
上級国民になることを望むがあまり上級国民に敵愾心を抱くアナーキスト。しかし考えてみればイトーヨーカドーでおもちゃを買ってもらえず駄々を捏ねる子供と構図が同じである。
⑥義明太郎next(以下、太郎next)
すたみな太郎nextの「太郎next」の語感が良いのかいつも多用しているため名前も太郎nextになってしまった。彼の脳内には偏東風が流れているのか、とにかく西に行きたがる。
…ろくな登場人物がいないことが良くわかる。
はじめに
みなさんこんにちは。わいないなです。
初日を前にして波乱万丈のサイコロの旅ですが、途中から参戦する桃次郎以外の5人が無事長崎に集結したわけであります。思えば毎度の合宿も現地集合がセオリーのため、感動…というわけでもないけれども再会にノスタルジーを感じましたが、
そんな気分に浸っている余裕もないのがサイコロの旅なんですよね。
どうにも顔の浮かないドヤ次郎。後部座席の人間が騒ぎまくるのか落ち落ち休むことすら出来なかった様子。閉鎖空間って怖いね。それ以外もよくよく見れば何となく元気ではないぞ…
第1章、始まります。
第2投:旅なんかやってらんねぇぜ
長崎駅に着いた我々は、長崎市役所の食堂にてちゃんぽんやらトルコライスなど名物を頂くことに。市役所ということもあり、安くて美味しいので満足。腹も満たしていざサイコロを振ることになった。
この日のコーディネーターはとんかつ野郎。 皆が飛行機にて移動中に出目を考えていたらしく長崎駅到着の時点で出目は確定していたらしい。そのため私は何の予習もなしにボードを見ることになったのだが…
＝＝＝＝＝出目＝＝＝＝＝
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…し、島？
どうやら福江島は五島列島とのことらしい。完全に東京帰還からは逆走であるが、まぁ初日だから何が出ても怖くないな。今回はドヤ次郎がサイコロを振ることに。
…結果。
熊本か。まぁ悪くないじゃないか…そう思っていた所にとんかつ野郎が一言。
「今から20分後の特急に乗らないと間に合わないよ」
そういって提示したルートがこちら。
…あの。私たち長崎に12時に着きましたよね？
ここまで結構な金銭と時間を掛けて来ましたよね？
1時間で長崎が終了しました 次は熊本です pic.twitter.com/f4McM06Enr
— わい=ないな (@wai_n_aina) 2020年2月10日
長崎、1時間にて終了。
我々の観光は市役所だけ。
そうだ、それでこそサイコロの旅なんだけどさ…
２時間後。特急と島原鉄道を経由して島原港へ。勿論雲仙岳や島原城なんて観光していない。
わぁ、綺麗なフェリーだなぁ。もう長崎終了かぁ。
初日の初日から旅行ではなくただの移動を繰り広げる我々であった。そして、フェリーにて第3投を行うこととなったが、又してもサイコロが我々を襲うこととなる。
続きます。
過去にはこんなクソ旅してます。
