北海道から松本に飛行機で行くつもりだったのにまたしても地獄を見た話①
こんにちは、わいないなです。
今回も、この文章を読む前に一言だけ言わせて貰いたい。
「無茶な計画は立てないほうがいい。たとえ君が完璧な行程表を組めたとしても」
これは、厳しい自然環境からの最後通牒と、それに抗った者の執念のエピグラフである。(相変わらずシュタゲ風に)
北海道から松本へは飛行機の直行便がある
前編でも触れていたが、私は旅行サークルの北海道で行われた夏合宿から兼サー先の長野県での練習合宿に飛ぶことになっていた。
北海道から長野への移動は、一見するととても1日では不可能のように思える。
しかし、新千歳空港および札幌丘珠空港から松本空港までFDA(フジドリームエアライン)が直行便を飛ばしているのだ。
札幌(新千歳) → 松本
出発 14:25
到着 16:00
札幌(丘珠) → 松本(夏季限定)
出発 11:35
到着 13:10
今夏、新たな路線として、松本=札幌(丘珠)線が運航されます/長野県
まさに自分のような存在に最適な便ではないか。
ちなみに、FDAなら自転車を無料で預けることが可能だ。
あの地獄のような自転車旅行を始める前に航空券の予約も済ませ、準備万端であった。
やはり、そんなはずはなかった
今思えば、この時の私は呪われていたのではないか。そう、前編に匹敵する…いや、前編を超えるレベルの地獄を目の当たりにしたのだ。
時は8月22日。旅行サークルの合宿では函館から洞爺湖に移動し、洞爺観光ホテルに宿泊していた。
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本当に、野宿とは大違いの天国のような人権ある宿泊を得られた。朝7時半、この後も洞爺湖を観光するサークル員と宿で別れバスに乗車し洞爺駅へ。
今思えば、本当に、なぜ宿にいる際にもっと情報収集をしなかったのか。
本当に、なぜTwitterを見ていたのに、天気についても調べていたのに、運行情報だけは見ていなかったのか。
こうして、地獄は始まる。
第一の絶望:運休
駅に着いた時。ある表示が掲示されていた。
スーパー北斗1号 大雨により運休
スーパー北斗3号 大雨により運休
横たわる絶望。わざわざ早い時間に特急を選んだのも、後の丘珠空港発に乗りなるべく早く次の合宿地に向かうためだったのに。
ってか3号すら乗れないのかよ。
この時点で洞爺駅で2時間半の待ちぼうけが確定した。
それだったらホテルでもっとゆっくり出来たのに…うん…
やらなければいけない事と、気づいてしまった事
さて、飛行機に乗れないことがわかった瞬間やるべきことは2つある。
・今予約している飛行機を何とかキャンセルする(出来れば無手数料で)
・代替の、かつ目的地に最速でたどり着ける飛行機を見つけ、予約する
1つ目に関しては、10分ほど待ってようやく繋がった電話で何とか無手数料で払い戻しをしてくれることが分かった。(WEBでキャンセルしていたら5000円減額になっていた。危ない…)
ただし、条件が新千歳空港のカウンターでの払い戻しになるという。
これに関しては、もはや丘珠空港発の便に間に合わないことが確定している今そこまでの足枷ではなかったので快諾し、とりあえず新千歳空港に向かうことが決定した。
ここまではよかった。ここまでは…
続きます。