北海道から松本に飛行機で行くつもりだったのにまたしても地獄を見た話③
こんにちは。わいないなです。
飛行機の予約を(様々な事情で)取れず、途方に暮れたまま特急に乗車してしまった。乗り換え駅に着く直前、ある事が思いついた。
新千歳を脱出するもう一つの選択肢
新千歳空港は東京(羽田・成田)と札幌を1日に何十本もの飛行機が飛び交う、いわば「ドル箱」路線である。北海道新幹線が函館まで開通したのも何処吹く風のごとく運航が続いている。
そして、新千歳空港にはもう一つの「ドル箱」路線がある。
名古屋便だ。
新千歳空港と中部国際空港(名古屋)を結ぶこの路線も1日20本を誇る大規模路線で、東京便と同じくLCCも就航している。
調べてみれば…エアアジア14:35発の便がまだ空席がある!値段も…約16000円で問題なし!
どうやら自転車も預けることができるみたいだ。
ようやく希望が見えた。
なぜなら、名古屋にさえ出てしまえばそこから松本に向かうのは容易である。特急しなので2時間半もかからない。
新千歳を14時台に出られるなら、松本には遅くとも21時までには辿り着けるだろう。
直行便に乗れそうに無い今、羽田に向かう金も便も無い今、最善の選択だろう…
何とか南千歳駅に到着する数分前に予約を完了させる。これでもう一安心…
もちろんそんなはずはなかった(もう何回目だろうこの表記)
第三の地獄:謎に跳ね上がる運賃
よくよく考えてほしい。飛行機運賃が約16000円、中部国際空港から名古屋まで約1000円(若干名古屋市から空港が離れている)、そして名古屋から松本まで約5000円(回数券利用)。
つまり22000円。ここまでは余裕の範囲だ。
しかし、ここで私はLCCの洗礼を受けたのである。
機内手荷物の預け入れや機内食というものは、基本的にLCCでは有料であるのが大概である。
その代わり、追加料金をあらかじめ払って複数のサービスをアップグレードして受けることのできる料金プランがある。
Peach航空でいうハッピーピーチ・プライムピーチなどに当たる。
エアアジアも同様の設定があり、バリューパック(当時1400円)を機内手荷物20kg(ここも重要)と機内食が無料だった。
この時、手荷物に自転車が含まれると思っていたのだが。
だが。
カウンター「自転車は対象外です」
騙された。+1400円が無駄になった。
上記のページをよく見て欲しい。受諾手荷物について何らの詳細が書いてない。もちろん、「自転車が別途料金必要」という文言も。
仕方ないので一旦カウンターを去り、もう一度調べなおしてみた。スポーツ用品携行料金が設定されているみたいだ。
15kg2100円、20kg2400円だった。
あえて強調しておくが、300円の差である。
それを確認して、15kgで追加料金+2100円をネット上で支払い、改めてカウンターへ向かう。
カウンター「この自転車17kgですね。追加料金1kg1400円かかるため追加で2800円申し受けます」
17kg。ちょっと理解が追いつかなかった。
再度カウンターを離れ(面倒な客だと思われていただろう)、ネットでプランの変更を試みようとする。
が。
追加料金を払える決済画面が。
消えていた。先程の15kgの支払いによって。
この瞬間、カウンターで+2800円支払うことが確定した。
つまり、私は本来2400円で済んだ料金に対し6300円支払っていることになった。
3900円を虚無に支払っていた。
今後LCCを乗る皆様に伝えたい…
正直、自転車の重量誤認に関しては自分のミスだし、LCCにそもそも安価で自転車を持ち込もうとすることが間違いだ。
LCCにおいて公式Webサイトが説明不足で係員が無愛想で機械的なのはもはや当然のことなのだ。
ただ、それでもWebから決済画面が消えてカウンターで超過料金を払うしか無い状況には流石に頭に来た。
ってかこれ書いてる今でもまだ頭に来ている。半分以上自責とはいえ…ねぇ…
LCCを使うときは、プラン追加や変更に本当に気をつけて下さい。
一度料金を支払うとそれ以降の決済が出来なくなるUIがあったりするんです。
余談だが、機内食は結局出なかった。何のアナウンスもなかった。
続きます。