高田馬場の四川料理「本格熊猫」は新時代の中華料理店となり得るか(ネオ・チャイナタウン高田馬場グルメ③)
こんばんは、わいないなです。
ネオ・チャイナタウンと変化しつつある高田馬場の「現地中華料理」グルメのレポートです。今回で3回目。
本格熊猫(ほんかくぱんだ)
四川料理と銘打った店…
それ以上にパンダのアピールが強い。
この可愛いパンダを高田馬場を通り過ぎる際に見かけて気になった人も多いのではないでしょうか。以前行った張亮のようなクカクした中華系の漢字フォントとは違い柔らかい印象です。
逆にそれが災いしてか、パンダ要素が強すぎて四川料理という文字に目が行かず「何の店なんだ…」と以前から思っていたのですが、今回いざ挑戦することに。
(ちなみにこの店の開業は2017年なので、ネオ・チャイナタウン化が進行する2018年以降より若干前の時期にオープンしています)
日本において、大人気なパンダは、中国四川省の特有な動物です。中国四川省において、皆に愛されているパンダは国宝と見られています。四川人として、私達はパンダの故郷の一番純粋な文化と料理を皆様に届くことを目指しています。
本格熊猫公式HPより https://localplace.jp/t100320931/
なるほど、それでパンダ推しなわけですね。
今までの中華料理店のイメージとは違う上品かつパンダの内装
(図:店内 同HPより)
店内の内装や壁紙もこのようにパンダ推しなのは一目見るだけですぐ分かりますが、
街中の中華料理店とは思えない雰囲気の上品さです。
街中の中華料理店って、赤色の強い内装とか若干汚い…みたいなイメージを持っていませんか?しかし、ここはそんな事はありません。パンダの色と合わせてモノトーン調な雰囲気がカジュアルかつ万人が入りやすい様子を生み出すことに成功しています。
本当に、安っぽくない、それでいてしっかりとアピール出来ている内装は普通のレストランですら中々見られないオシャレさです。
まぁ、それでも会話の半数以上は中国語ですけどね。
今まで紹介して来た店が「専門店」的であると評してきましたが、今回のこの本格熊猫は料理のジャンルとしては街の中華料理店のような「ゼネラル」的な立ち位置です。それでも、四川料理然たるメニューと中国語がネオ感をアピールしています。今回はキクラゲと豚肉炒め、スワンラジャガイモを注文しました。
本格四川料理だけあって中々に辛い
やってきました。ご飯とスープはおかわり自由です。
あ、伝票が中国語しか書いてねぇ…
四川料理と題するだけあって中々どちらも辛いです。辛さ★☆☆だけど。
しかし、基本的な味付けがやっぱり本格的(主観ですが)で味のある辛さです。野菜と肉がいい感じバランス良く入っており、塩加減も丁度よくご飯が進みます。ひたすらに美味しい。
それよりも見て欲しいのが、
このキクラゲの大きさ。
リンガーハットとは大違いですよ全く
ここまでしっかりとキクラゲの入った店舗って中々ありませんよ。ボリューミーで噛みごたえのあるキクラゲに大満足。
確かに、以前台湾に行った時に買ったキクラゲの乾物も相当サイズが大きかった。
けど、台湾で買った時この1/3以下の値段で買ったぞ…
味、雰囲気ともに非常に満足できる店舗でした。
全てにおいて四川料理とパンダの理念とイメージが一貫しています。
今までの中華料理店のイメージを変えられるような、そんな可能性すら秘めた店だと個人的には思います。
今回はランチ利用でしたが、今度はディナー時にオススメのよだれ鶏を食べてみたいなぁと。
総括
日替わりランチ(2品) 750円
★★★★★…パンダとモノトーンを基調とした上品な雰囲気の中で四川料理の本格的な味付けを楽しめる。街中中華のリーズナブルさにも関わらず、店の雰囲気と味を高クオリティに両立させていることに感動。超おすすめ。
どうやら阿佐ヶ谷にも同名の店が2018年10月にオープンしているようです。系列店かな?